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バッテリーの寿命について

皆さんご存知の通りバッテリーには寿命があります。

ではなぜ充電することで再び使えるようになるバッテリーに寿命があるのか(劣化するのか)と考えたことはございませんか?

今回はそのような疑問にお答えし、どうしたらバッテリーを長持ちさせられるのかを紹介します。

 

 

なぜバッテリーには寿命があるのか?

ほとんどのガジェットの充電式バッテリーは2019年に吉野彰ら他2人がノーベル賞を獲得したリチウムイオン電池が採用されています。

高校の教科書にもあるようにリチウムイオン電池の大まかな概要は下の図のようになっています。

バッテリーが劣化する理由を紹介します。

バッテリー内での化学変化

電池が劣化するパターンは様々ですがどのような使用状況でも劣化する理由は同じで基本的には負極材に使用されるグラファイト(炭素)と電解液に含まれる有効溶媒のエチレンカーポネート化学反応し負極の表面に固体電解質相という皮膜が生成されリチウムイオンの量が減ることが原因です。

バッテリーの劣化で一番の原因がこれです。

調整用コンピュータ

リチウムイオンバッテリは充電時の電流・電圧を細かくコントロールする必要があるため、過充電・過放電を防止するためのコンピュータがバッテリパックに内蔵されています。充放電を繰り返しているうちにコンピュータの精度に狂いが生じ、実際にはまだ充電できる状態で充電が止まってしまうことがあります。

 

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過充電、過放電

電池の容量が100%を超えてもさらにエネルギーを詰め込もうと充電してしまう状態のことを過充電と言い
過充電してしまうと電池の正極が許容量を上回るほどのリチウムイオンを放出してしまい、電池内の状態が不安定になることで劣化が進行しやすくなるのです。

一方、電池の容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のことを過放電と言いリチウムイオン電池には「自己放電」という特性があり、使用していない状態でも電池の容量は徐々に減ってしまいます。
過放電の状態が長く続くと、電池の負極に用いられている銅箔が溶け劣化を促し、最終的には充電できない状態にまでなってしまうこともあります。

 

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まとめ

今回はバッテリーの劣化の原因とその対策を紹介しましたがどれだけ対策をしていてもバッテリーが消耗品であることに違いはありません。

バッテリーが劣化してしまった場合はぜひ修理店にご相談ください。

スマートクールイオンモール徳島店では、iPhoneの修理を行なっております。

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